単行本発行後の掲載施設
以下が単行本発行後の掲載施設です。
「恵那象園」(岐阜県恵那市)
『東海じゃらん』2004年6月号掲載象好きのオジさんがコツコツ集めた象コレクションを公開。ゴッドハンド・大山倍達の遺族から購入したという木彫りの象、ガソリンスタンドから譲ってもらったという高さ2mのゴム製の可動式象など、ツボにハマる展示品は必見。建築現場においてある仮設事務所みたいなのが展示室、というのが泣ける。
「怪しい少年少女博物館」(静岡県伊東市)
『東海じゃらん』2004年9月号掲載昭和レトロをテーマにしたはずが、館長のオタク魂が暴走し、エログロフィギュアがひしめき合う悪趣味鬼畜ワールドに。入り口付近は比較的まともそうなのに、一歩踏み進む毎にテーマが館長の脳内世界の渦の中へ引きずり込まれ、カオス空間へと化していく。
「ホーロー看板館」(名古屋市緑区)
『東海じゃらん』2004年10月号掲載タダでもらってきて集めたホーロー看板が300枚!昭和のおもちゃも多数展示。館長のおじいちゃんが話し好きで、つかまると2時間はトークが止まらない。
「サイクルギャラリーヤガミ&イトーサイクル」(名古屋市)
『東海じゃらん』2005年3月号掲載自転車の輸入商社の社長さんが個人的趣味で集めた激レアな世界の自転車&パーツ&資料のミュージアム。予約しないと見学できないので超マイナーだが、展示内容はすごい! イトーサイクルはその近くの普通の自転車屋さん。素人発明家のおばちゃんがおもしろいので紹介しました。
「下田城美術館」(静岡県下田市)
『東海じゃらん』2005年4月号掲載
遠くから見るとちゃんとしたお城みたいだが、実はニセ天守閣。館長は”UFOを呼べる男”としてマスコミにしばしば登場する人物で、城内には隕石パワーを喧伝するコピーが飛び跳ねまくる。隕石を埋め込んだしゃもじも売ってる。無茶苦茶うさん臭いが、隕石しゃもじでマッサージしてもらったら、筆者2人とも四十肩が治ってしまいました。
「ガラクタ美術館」(愛知県西尾市)
『東海じゃらん』2005年5月号掲載画家の先生が、アトリエの一画に昭和初期の民芸品などを展示する。お父上と伯父上の蒐集品が中心で、昭和4年に食べたかしわ餅の皮、昭和3年当時もったいなくてとっておいたら炭化してしまったレモンまで飾ってある。見事にスクラップされたマッチ箱のラベルや昭和初期の駅弁の包み紙は、パッケージデザインの資料としても一見の価値あり。
「貧乏神神社」(長野県飯田市) 『東海じゃらん』2005年6月号掲載
「貧乏神、出てけ!出てけ!!出てけ!!!」とご神木をぶっ叩いてけっ飛ばせば貧乏神も退散! 力ずくで運を勝ち取ろうというアグレッシブな神社。紹介された新聞雑誌記事のスクラップがどっさり並べられ、PR用ビデオ(家庭で参拝できるというフレコミで販売もしている)でも祭主さんが「マスコミは大騒ぎ」と取材自慢全開。かわい気のあるうさん臭さがとても香ばしい。
「天城いのしし村」(静岡県天城湯ヶ島町)
『東海じゃらん』2005年7月号掲載
2年前にアポを入れた時は当時の経営元が撤退した直後で「イノシシ100頭を全部もってかれちゃったので、今3頭しかいないんです〜」と言われて取材延期。現在イノシシは49頭にまで増えて見事復活!ドライブイン+テーマパークというスタイルが昭和40年代の空気を思い起こさせる(三重の国際秘宝館もこのパターン)。1頭だけ全然やる気のないイノシシが登場するショーも笑える。取材直後、『銭金』にビンボー観光地として出てました。
「蜂天国」(長野県東御市)
『東海じゃらん』2005年8月号掲載
ハチの巣取り名人の社長さんが独自に編み出した悶絶ハチの巣アート。スズメバチがどこにでも巣作りをする習性を利用し、置き物や日用道具など、手近にあるものに片っ端から巣をくっつけちゃう。招きネコの頭に巨大なハチの巣が生えてるのは何だかユーモラスだが、犬(の置物)の背中に巣が寄生してたり、シャンデリアやトロフィー、三輪車を覆いつくしちゃってる様はまるでエイリアンの世界。しかもこれが500個以上あるのだから、文字通り巣! でも展示品がシュールな割には、社長さんはとても人がよさそうで、妙になごみました。
「珍宝館」(群馬県吉岡村)
『東海じゃらん』2005年10月号掲載
館長ならぬマン長、その名も「ちんこ」さんの下ネタトークがとにかく面白すぎ。「お姉ちゃんたち、朝からヤッてきたぁ?○んこがはさまったような歩き方してるわよぉ」「旦那さんのち○こに満足できないんだったらお土産にちん○飴を。SMLがあります。こちらのお母さんはベテランですから3本いっぺんにハ○られまぁす」と表情ひとつ変えずに淡々とガイドする。いわゆる秘宝館系スポットで、展示内容自体は他のこの手の施設と比べてとりたたて充実してるわけじゃないのだが、ちんこさん人気で若いカップルや女性グループなどもひっきりなしにやって来る。確かに一聴の価値ありあり。
