城の入口付近、そして下の駐車場の十二神将の他にも
知られざる祥雲作品がたくさん隠れていました。
場所は、城の右側、ドールコレクション館の横。
雑草に覆われてほとんど見えない中、数々の仏神像が安置されていたのです。
毘沙門天、達磨+小鬼2体、不動明王+童子2体、弘法大師、十二神将の残り1体、
童子、誕生釈迦、鹿に乗った老師、
さらにその奥の駐車場跡には、粗大ゴミに混じって
聖徳太子+2体の童子像が。
どれも茶褐色一色で塗られ、至極まっとうな神仏彫刻といった趣でした。
前編でご紹介したものと合わせて、ここには
実に42体の祥雲作品が現存することが判明しました。
が、大半がほぼ人目につかない上、あわれ粗大ゴミ状態のものも。
駐車場の隅の十二神将もかなりうら寂しい扱いでしたが、
上の太子像らは、それに輪をかけた冷遇っぷりで涙を誘います。
うぅむ。どれか一体でもいいから
引き取れないもんでしょうか・・・?