関ケ原ウォーランドの塗り師の仕事が細かすぎる件

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関ケ原ウォーランドは、浅野祥雲さん作の武将像が約200体林立する、最大のアサショーワンダーランドです。

同園では、メンテナンスをかねて数年に一度、作品の塗り直しを行っています。

昨春から進められていた塗り直しが、今シーズンは冬を前にひとまず打ち止めと聞き、成果を見に行ってきました。

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おぉッ! 何というカラフルさ!!

 と、これが想像以上に力が入ったペイントぶり! 冬晴れの青空の下、カラフルにお色直しされた武将像たちが屹立する様は圧巻です。

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同じ人物とは思えません。


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しかも、一体一体つぶさに観察していくと、仕事が実に細かい細かい! 


細い筆を使ってしわの一本一本が描かれ、さらに何と目玉の放射線までが丹念に書き込まれているではありませんか・・・・・!! 

 








おかげでこれまでマンガちっくだった像の表情は一転、劇画調に。

バカボンだと思って読んでたらいきなりゴルゴ13が登場、くらいの落差です。


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今回の塗り直し作業が始まった昨年春に訪れた時は、看板屋のオジさんが家康の陣を塗り替えていたのですが、これは正直、顔の描き方がかなり稚拙でした

→ 右が塗り直し作業スタート当初の塗り替え完了作品。 最新の劇画タッチとは明らかにクオリティが違います


館長さんがさすがにこれではマズイと思ったのか、その後塗り師が交代し、一転して超念入りな描き込みがなされたようです。

 

塗り直しが完了した作品はざっと見たところ半分ほど。来年春から作業再開の予定だそうですが、来シーズン中に全部塗り替えできるんでしょうか・・・・・?


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拙著の表紙の稲葉貞通像も 全然違うお顔になってました



ちなみに筆者は塗り直される前の2年前にも全作品を撮影しているのですが、今回せっかくなので再度コンプリートに挑戦。

合戦の真っ只中に放り込まれたような目まいに襲われながらも、5時間がかりすべての像の撮影&立ち位置のチェックを完了!

これで園内マップ完全版も作成できます!

どこか奇特な出版社の方、いかがでしょうか?


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コメント(1)

バカルト様

ウォーランドには関が原の合戦とはまったく関係のない
アサショー作品の乙女像が一体あります。
園内の池のそばで、かなり発見しにくい場所で、
そこも塗りなおしをしたのかどうかが気になります。

園内には、本田忠勝、井伊直政が2体(看板が2枚、顔はまったく別)まんじまるさんによると、湯浅五助(家康の前の首と
大谷形部の近くにいるそうです)も2体、松平忠吉にいたっては3体おります。探してみれば他にも複数存在する登場人物もいるかも?

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